図1 一辺が6単位の立方体
以前に紹介した 33 + 43 + 53 = 63 と同様の立体パズルです。8つのパーツ(図3)で作った一辺が3,4,5単位の立方体3個(図2)を、一辺が6単位の立方体1個(図1)に 組み直すことができます。
![]() 図2 33 + 43 + 53 |
![]() 図3 パーツ構成 |
下記の参考文献によると、このパズルはケンブリッジ大学の「ユーレカ」誌に発表されたものだそうです。 過去に市販されたようですが、今では自作しないと遊べません。今回のこれも100円ショップやホームセンターで素材を買って自作したものです。
一辺が3の立方体は単独であります。4の立方体はパズルと言えないくらい簡単です。
ところが5の立方体は難しい。パーツの形が適度に複雑なのです。初心者だと組むのに苦労するのではないかと思います。
さらに全部使った6の立方体はもっと難しいです。中級~上級者向きの難易度です。
私が遊んでみた感じでは、4の立方体で使ったパーツがどこに入るかがカギのように思えました。
余談:パーツの中には一辺が2の立方体があります。なので、同時には作れませんが、 一辺が2~6までの立方体を作ることができることになります。
Play Puzzle パズルの百科 著:高木茂男 平凡社 1981年12月4日初版発行
パズル好きにとってはバイブル的な存在の名著です。単なる製品の紹介だけでなく、理論や駒組みまでも解説しているパズルもあります。
今回のユーレカのキューブも、この本の記事を参考に作りました。