Logo

icon

雑記帳

2018/06/01 

ユーレカのキューブ

一辺が6
図1 一辺が6単位の立方体

 以前に紹介した 33 + 43 + 53 = 63 と同様の立体パズルです。8つのパーツ(図3)で作った一辺が3,4,5単位の立方体3個(図2)を、一辺が6単位の立方体1個(図1)に 組み直すことができます。

3、4、5の3乗

図2 33 + 43 + 53
パーツ構成

図3 パーツ構成

 下記の参考文献によると、このパズルはケンブリッジ大学の「ユーレカ」誌に発表されたものだそうです。 過去に市販されたようですが、今では自作しないと遊べません。今回のこれも100円ショップやホームセンターで素材を買って自作したものです。

 一辺が3の立方体は単独であります。4の立方体はパズルと言えないくらい簡単です。 ところが5の立方体は難しい。パーツの形が適度に複雑なのです。初心者だと組むのに苦労するのではないかと思います。
 さらに全部使った6の立方体はもっと難しいです。中級~上級者向きの難易度です。 私が遊んでみた感じでは、4の立方体で使ったパーツがどこに入るかがカギのように思えました。

余談:パーツの中には一辺が2の立方体があります。なので、同時には作れませんが、 一辺が2~6までの立方体を作ることができることになります。


参考文献

Play Puzzle パズルの百科 著:高木茂男 平凡社 1981年12月4日初版発行
 パズル好きにとってはバイブル的な存在の名著です。単なる製品の紹介だけでなく、理論や駒組みまでも解説しているパズルもあります。
 今回のユーレカのキューブも、この本の記事を参考に作りました。

戻るメニューに戻る


Copyright サイレント・ファン