図1 63
最近作成した、計8個のパーツ(図3)でできた3つの立方体(図2)を組みなおして、1個の大きな立方体(図1)にするパズルです。
裁ち合わせ問題の立体版というところでしょうか。
某100円ショップ製の素材を主に使っているので工作精度はイマイチですが、サンドペーパーで全体を軽く磨いてから塗装したら、
いい具合に仕上がりました。
各立方体の辺の長さは3、4、5、6単位となっています。つまりこのパズルは
33 + 43 + 53 = 63
という数式を表しています。
![]() 図2 33 + 43 + 53 |
![]() 図3 分解した状態 |
数式という抽象的なものを、具体的なもので手に取って目で確認できるというのは何だか不思議な気がします。
平面の裁ち合わせ問題でピタゴラスの定理でよく見かける 32 + 42 = 52 を使ったものがありますが、
今回の立方体の方が「抽象→具象」のギャップが大きく感じられます。
パーツの構成が単純なので、パズルとしては易しい部類に入ります。
オマケの問題:このパズル、構成するパーツの形は色々考えられますが、数は8個が最少です。 7個以下では無理なのですが、なぜでしょう?
POLYFORM CURIOSITIES : 33 + 43 + 53 = 63
英語のサイトです。今回のパズルは、このサイトの記事を参考にして作成しました。
ポリオミノやポリキューブ関連の興味深い資料が豊富なサイトです。