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雑記帳

2018/04/28 

三色ドミノパズル

パーツ構成
図1 パーツ構成

 以前、某100円ショップの玩具コーナーで「ドミノ倒し用ドミノ」なるものを見つけました。 要はフチを付けて厚みを出したプラスチックの板です。赤、青、黄の3色が各9枚、計27枚1組で100円(税別)は安いと思い、 パズルの素材として買いました。

 とはいえ、具体的に何を作るか決まるまでしばらくかかりました。 色々考えた末、ドミノ2枚(同色は除く)でできるテトロミノ15種類というパーツ構成にしました(図1)。

6×10
図2 6×10に並べた例

 このパーツ構成だと、ドミノの短辺を1単位とした場合、3×20,4×15,5×12,6×10の長方形に並べることができます。
 単に長方形に並べるだけでしたら、あまり難しくはありません。そこで、いくつかの追加するルールが考えられます。 例えば、図2はなるべく同じ色が集まるように6×10に並べた例です。

 同色を集める以外におすすめのルールを次に紹介します:

1)同じ色が辺で接触しないように並べる: 同色が角で接触するのはOKにすると、上記の4つのサイズで長方形に並べることができます。 これは、そこそこ楽しめる難易度だと思います
 また、このパーツ構成だと4×5の長方形を3つ作ることが可能ですが、 3つ同時に同じ色が辺で接触しないように作ることもできます。これは、あることに気が付くと意外と簡単にできます。

 角で接触するのを不可とすると、解がないようです(確証はありませんが)。

2)6×10に並べた際、左上角から右下角まで同じ色が辺で接して繋がるように並べる: 角で接しているだけでは繋がっているとは見なしません。図2の例だと、該当する2つの角が青で始まってある程度延びていますが、 途中で赤のドミノに遮られています。
 これは、最初に感じるよりは難しい問題だと思います。

3)長方形に並べた時、その内部に2パーツ以上のテトロミノで構成される長方形や正方形が存在しない: 上記4つのサイズで可能です。最後の数パーツでどうしても長方形ができてしまい、思ったより苦労することがあります。

4)長方形に並べた時、ドミノ単位で考えて、その境目で十字形ができないようにする: これは畳を部屋に敷く際の作法を使った問題です。確かパズル雑誌ニコリでは、これを「四つ目禁」と呼んでいたと思います。

 3×20,4×15,5×12では解がありますが、6×10では解が見つかりません。不可能なのでしょうか? コンピュータで調べればすぐに解決するのでしょうけど、私は「手で解きたい派」なので、もう少し自分の頭で検証したいと思います。

 材料費が100円ちょっとだったことを考えると、コスパのいいパズルだと思います。 これ以外にも面白い問題ができたら、何かの形で追加していく予定です。

サイズが合わない
図3 サイズが…

余談:図2の並べた状態で微妙に隙間が空いているのにはワケがあります。 実はドミノの短辺と長辺の比が1:2ではないためです。長辺が少し短いのですが、これに気が付いた時には愕然としました。

 材料を節約して価格を抑えるためでしょうか?それだったら1:2のちゃんとしたドミノにして 1組の枚数を減らした方が良かったのですが…

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